最も身近な存在

水にも味があるって知っていますか?

人間が口にする物には全て味があります。
味があることによって、人間は口の中に入れた物が本当に食べて良い物であるのかどうかを判断するのです。
たとえば、苦い味のするものは本能的に毒物であると判断するため、苦い物を嫌いな方が多いのです。

また、甘い物や酸っぱい物というのは、全て、その食べ物に含まれている成分を表しています。
したがって、甘い物が食べたくなる時というのは、甘い物に含まれている成分を体が欲しているということになります。

どんな物にも味があるといいましたが、それでは水にも味はあるのでしょうか。

たとえば、ジュースやスポーツドリンク、お茶などに味があることは皆さんご存知でしょう。
しかし、純粋な水の場合はどうでしょうか。
本当に純粋な水は味がしなくて、臭いもしません。
無味無臭であり、自分が水を飲んでいるという自覚をすることも難しいほで、すんなり飲むことができます。

しかし、実際に純粋を飲む機会はほとんどありません。
水道水やミネラルウォーターの場合は、純粋飲水に限りなく近い状態ですが、それでも様々な成分が溶け込んでいます。

また、本当に純粋な水を飲むと、体に危険です。
ある程度の成分が含まれているからこそ、人間はスムーズに水分を補給することができるようになっているのです。

水の味を決める要素としては、硬度が重要です。
硬度というのは、水に含まれているミネラルの量を表しています。
ミネラルの量が多ければ、味が濃くなります。

硬度が高いと、苦味や渋味を感じるようになり、ミネラルの濃度が調度良い感じになれば、まろやかな味であると感じます。
硬度の低い水の場合は、それほど味を感じることはありませんが、かすかに何かの味がするという感覚は生じます。

また、炭酸が溶けている水の場合は、当然二酸化炭素の効果により弾ける刺激を感じることができます。
水の水温によっても、水の味の感じ方は異なります。

このように、味が無いと一般的に思われている水であっても、味はあるのです。


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